女がホストにハマる理由

私がお節介に分析するに、彼女は確かに当初はお気に入りのホストと過ごす時間や、彼からの感謝のコトバや頼りにされている実感、彼を応援することで2人で得られる達成感など、諸々とよく言われるホストクラブの提供する夢に対して高額の支払いをしていたのかもしれないが、どうやらそれだけではない。

それだけでも言わばオカネで買えないと通常信じられてきたような恋愛、思い出などを買っていたとも言えるが、彼女がオカネで買った、オカネで買えない最たるものは自分が「いい女」でいることであった。

私たちは、いいオンナと思われたい、モテたい、好かれたい、憧れられたいと現世であがいている。そしてモテや「いい女」というのは尺度が極めて不明瞭で、顔だけでもない性格でも学歴でも収入でもない、あの子がなぜモテるの、なんで同じことをやっているように見えて私は好かれないの、ととても腑に落ちない気持ちになりやすい。

通常5万円以下で楽しめるホストクラブで何百万円も支払って買えるのは、分かりやすくその店で一番のいいオンナでいられる権利でもある。

ホストクラブが示してくれる「いいオンナ」の尺度は、表向き極めて明瞭である。一番オカネを使った人がいいオンナ。一番オカネを使った人が大好き、一番オカネを使った人を大切にする、一番オカネを使った人を必要とする。

言うまでもないがホスト自身は実際は「一番オカネを使ってくれるエースと恋人として好きな人はもちろん別。オカネを使ってくれなくてもかわいい客の方が好き」と現世のオトコと同じような不明瞭なことを考えていたりする。モトコさんらエースたちもそれは結構承知している場合が多い。

しかし、ホスト個人でなく、店はそうではない。クリアに「一番オカネを使った人」を一番のオンナとして認定し、そしてそれは営業終了間近のホストの熱っぽいマイクで声高に宣言までされるのであった。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50117?page=3

納得!

逆に考えると、女の人の口説き方も見えてきますね。

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