白米は体に悪いのに、病院に入院すると白米が出てくるのは何故か?
医者も栄養士も、白米が体に悪いと教わってないからです。
意味のないカロリーベースで、バランスの良い食事という科学的根拠のない理屈に合わせて、白米で6割以上のカロリーになるように計算してるようです。
しかし、実際の病院食を見ると、大量の白米に、わずかながらのオカズ。とてもバランスが良いようには見えません。
おそらく、1食あたりのコストを計算して、仕方なくあのような食事になるのではないでしょうか?
そもそも白米などの糖質が身体に悪いと言われるようになったのは最近です。
古くは、江戸時代に「江戸わずらい」と言って、白米を食べて身体を壊してたり、明治時代には、白米による脚気は国民病と言われ、日本陸軍は白米をたくさん食べさせた事で、3万人以上脚気で死亡させてるのに、最近になってやっと、白米は身体に良くないと言われるようになりました。
これは白米だけでなく、炭水化物などに含まれる糖質や甘いもの全般が身体に悪いと言われるようになったから広がったのだと思います。白米だけでは広がらなかったかもしれません。
なぜなら、日本人は米を崇拝してるからです。日本人はみんな生まれた時から、お米宗教の信者にさせられてるからです。
日本人が1日3食とも白米を食べれるようになったのは、戦後の事です。
それ以前は、農家は国に納めるためにお米を作っていました。自分たちでお米が食べれるのは、お正月や祝い事の日だけです。庶民にとっては、お米はお金であり、憧れの対象でした。白米が食べれることは、ありがたい事と昔から洗脳されて来たのです。
そして、戦後の食料政策。戦後の食糧難や日本の人口が急激に増え、政府は日本人の食料をコメの大量生産で賄うようにしました。
その政府が、今さら白米が身体に悪いなんて言えません。
こうして今でも日本人にとって、お米は切っても切れない関係になってます。
そして白米などに含まれる糖質は、脳のドーパミン報酬系を強く刺激し依存します。マイルドドラックです。お米を食べないと元気が出ないなどという人は、糖質中毒です。
そういう糖質中毒の人に、白米は身体に悪いというと、「日本人は大昔から米を食べて来たから、日本人の身体は米を食べるようにできてる!!」「日本人の寿命は伸びてる!!」とキレられますw
人類の数百万年という長い歴史から見れば、白米を食べるようになったのは、せいぜい数千年前からで、全然大昔からではありません。寿命が伸びたのはタンパク質の摂取量が増えたからです。
今さら白米を食べるのをやめるには、代わりの食料が足りません。農家も困ります。食品メーカーや飲食業界も大変なことになります。利害関係もあるので、白米は辞められません。
白米が悪いとわかってる医者や栄養士もいますが、病院食から白米を無くすことは難しいでしょう。
ちなみに最初に書いた通り、食品のカロリー理論は17世紀に作られたデタラメ理論です。食品のカロリーは、食べ物を燃やした熱量です。人間は体の中で食べ物を燃やしてるわけではありません。色々な栄養に作り変えて利用してるので、カロリーは何の指標にも使えません。
バランスの良い食事も、ただのアンケートによるもので科学的根拠はありません。むしろ何を食べるべきなのかが分かっていないからこそ、バランスよくと言って逃げてるだけです。
今さら医学も栄養学も、今まで教えて来た「カロリー理論」も「バランスの良い食事」も間違いでしたとは言えないのです。
それでも最近では、糖質オフやロカボなどの言葉が目につくようになりました。少しずつ常識が変わって、教科書が書き換わるまでには100年ぐらいかかりそうです。
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