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健康と糖質制限

にがりでマグネシウムを摂る

2021/04/22 11:48

にがりは、海水を煮詰めて塩を採った後に残る透明の液体です。
その液体の主成分は、マグネシウム。
このマグネシウムを上手に利用すると、料理と健康にさまざまな効果を与えてくれます。

肉料理
にがりの成分であるマグネシウムが肉の浸透をよくする性質があり、肉を煮込む料理などににがりを入れると、肉が柔らかくなります。
また、肉のヘモグロビンであるアクをたくさん抜くことができます。
ビーフシチュー、ビーフカレー、肉じゃが、しゃぶしゃぶなど、肉を煮込む料理には最適です。
カレー、ビーフシチュー、唐揚げに30滴

ご飯、味噌汁
米を炊くときに、にがりを入れるだけで、ふっくらと艶のある新米のようなご飯になります。
米3合に10滴、味噌汁10滴

野菜料理
にがりのマグネシウムには、野菜のペクチンに作用して煮崩れを防ぐ作用があります。さらに甘みも引き出し、歯ごたえのある美味しい肉じゃがができます。

にがりに含まれるマグネシウムは浸透圧が高く、肉や魚、野菜などを煮る際、臭みや苦味の原因であるアクを素早く取り除きます。
また、アクとにがりが結合し凝固することで、透明感のあるスープを作ることが出来るのです。

魚は下ごしらえをする時、にがりと塩を入れて30分ほど寝かせるだけで、アクを抜き塩味を肉の芯まで浸透させ、ぷりっとした歯ごたえの焼き魚を作ることが出来ます。
また、この下ごしらえをして冷凍すると、解凍した後もおいしく召し上がることが出来ます。

野菜の煮付けなどを作る時、長く煮込むと野菜が煮崩れを起こします。これは野菜をつなぎとめているペクチンが破壊され、煮崩れを起こしているのです。このペクチンの破壊を止めるのが、にがりに含まれるマグネシウムです。
短い時間で味を芯まで浸透させ、野菜の煮崩れを防止することが出来るのが「にがり」なのです。

おぼろ豆腐
無調整豆乳(大豆固形分12%以上):200cc
にがり:小さじ1
耐熱容器に豆乳、にがりを入れ、500Wのレンジで2分30秒程加熱する。ラップを取らずに5分おく。


漬物
にがりが味のしみ込みを促し、漬けておく時間を短縮します。

しょうゆ:大さじ4
みりん:大さじ2
酢:大さじ1
天海のにがり:20~25cc

お寿司やお刺身、てんぷら、焼き鳥、焼き魚などに使っても良いです。
ドレッシングに数滴加えてください。味わいが広がるので、加える塩分の量を少なくすることができます。

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