マグネシウム

骨や歯の形成や血圧をキープ。不足すると、心臓病や不整脈。

マグネシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素。大人の体には20~28gほど含まれ、カルシウムやリンとともに骨をつくっているミネラル。

マグネシウムは50~60%が骨に含まれていて、不足すると骨から遊離して、神経の興奮を抑えたり、エネルギーをつくる助けや、血圧の維持などの重要な働きに利用されます。

マグネシウムは、長期にわたって摂取量が不足すると、骨粗しょう症心疾患糖尿病といった生活習慣病のリスクが高まる可能性が示されています。

約300の酵素の働きを助けるマグネシウム。体内で約50〜60%が骨に、約40%が臓器などに存在。

マグネシウムのほとんどは細胞内にあるため、血中濃度を測定しても意味がない。

穀物の精製、調理によりマグネシウムは真っ先に除去されてしまう。

アルコール症、慢性肝疾患、糖尿病、高血圧によりマグネシウム濃度は低下する。

不足すると高血圧心臓病などの生活習慣病、けいれん、さらには抑うつ感のような精神的な症状までも引き起こす。

マグネシウムは生命に必要で、糖代謝に大きな役割を果たしている。また、細胞でのエネルギー産生やタンパク質合成にも用いられる。
マグネシウムは、神経系、筋肉の収縮、健康な骨や歯の形成に必須である。
マグネシウムは何百という酵素反応に関与しているので、その欠乏症は免疫系に有害な影響を与える。異物へ接着する免疫細胞の能力発現にはマグネシウムが要求される。

マグネシウムは、一部の研究で高血圧を抑える可能性が示唆されているように、心血管疾患の予防に働く。マグネシウムは、生体へのマグネシウム供給を枯渇させるカリウム排泄性利尿剤を服用している人では特に効果的である。

糖尿病の人はマグネシウム値が低い傾向がある。
血漿中マグネシウム値が最も低い中年層の人は、最も高い中年層の人に比べて約2倍、2型糖尿病を発症することがわかった。
マグネシウムサプリが2型糖尿病を持つ老年層でインスリン産生を改善することを示した。

規則性の頭痛をもつ人では、血中や脳内のマグネシウム値が低いといわれている。多くの研究では、マグネシウムが頭痛の頻度を減少させる手助けをするという。
1日200mgのマグネシウムサプリメント投与によって、80%の人で頭痛の頻度が減少したという。

他の研究では、マグネシウムが喘息発作の重症度を最小限に抑え、月経前緊張症の症状緩和に役立つとしている。

マグネシウムはカルシウムの拮抗元素。カルシウムは筋肉収縮、マグネシウムは筋肉弛緩。

カルシウム拮抗薬の適応は、高血圧症、狭心症、血管の筋緊張を緩める。冠動脈の攣縮を防ぐ。

マグネシウムが不足すると足が攣りやすい頭痛になりやすい

マグネシウムは、体内でカルシウムを溶かして、吸収率を高める。マグネシウムが少ないと、カルシウムは血液中で溶けきれず、カルシウムの石灰化が起こる。
この石灰化で、腎臓に石ができる腎結石、その結石が尿管に移動すると尿管結石になる。

ストレスの多い人、お酒をよく飲む人、糖尿病の人は、体内からマグネシウムが排泄されてしまうので、補給が必要。

マグネシウム不足で起こること
筋肉の緊張やけいれん
頭痛や肩こり
不安やパニック発作、不眠、うつ
便秘
解毒ができない
心臓の病気
高血圧
低血糖
不妊
骨粗しょう症、虫歯

おすすめのマグネシウム

Amazon
iHerb