ビタミンB1(チアミン)

特徴
抗疲労ビタミン、神経ビタミン
主な効果
糖分をエネルギーに変える。筋肉の疲労を防ぎ、神経のはたらきを正常に保つ。
主な欠乏症
脚気(かっけ)、ウェルニッケ・コルサコフ症候群
  • 炭水化物(糖質)の代謝を助け、エネルギーを作る。
  • 消化液の分泌を促進する。
  • 皮膚や粘膜の健康を維持する。
  • 脳神経系統の調節をする。糖質を栄養源として使っている脳神経系の伝達物質の合成に必要です。
  • 乳酸の代謝を助ける。疲労物質である乳酸の代謝を促進するため、疲労回復に効果があります。

炭水化物(糖質)の代謝に関わり、糖質の摂取量が増えれば、ビタミンB1の必要量も増加。過剰摂取による害はない。体内に貯蔵しておくこともできないので毎日の摂取が必要。

ビタミンB1が不足すると、脚気(手足の痛み、むくみなど)、疲労、肩こり、短気、うつ、浮腫、集中力低下、記憶力低下、心機能不全などの原因となります。

ビタミンB1はビタミンCと並んで癌対策には最重要のビタミン。

白米を主食とするアジアではB1不足による脚気を生じる。
ビタミンB1不足はピルビン酸が増加し、乳酸を生じ、ガンの原因になる。
ビタミンB1不足は、アルコール症、吸収障害、下痢、おう吐などにより生じる。
ビタミンB1不足の初期症状は、倦怠感、体重減少、食欲低下、進行すると消化器症状と神経障害を生じる。
せん妄に対してはビタミンB1は非常に効果がある。
せん妄に対しては、ビタミンB1、ナイアシン、ビタミンC。
メガビタミン療法では、100~3000mg。
安全で毒性はない。

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