ビタミンA

特徴
粘膜と目のビタミン
主な効果
粘膜や皮膚を丈夫にする。視力を調節する。
主な欠乏症
夜盲症、皮膚の乾燥、肥厚、角質化、(乳幼児では)角膜乾燥症からの失明など

ビタミンAは健常な粘膜や皮膚を維持し、免疫力を強化し、ガンを防ぐ
ビタミンA不足は粘膜機能の低下を生じ、易感染性を生じる。
ビタミンAは正常な視力を維持するために必要。
ビタミンAとカロチンは非常に酸化されやすいが、ビタミンEがあれば酸化から防ぐことができる。

ビタミンA不足は一般に考えられているよりかなり深刻である。
ビタミンA不足で結石を生じる。
高用量のビタミンAとビタミンD3は喘息関節炎に効果を示す。
喘息、関節炎には10,000IUで開始し、50,000IUまで増量+D3を10,000IU。
妊娠中は10,000IUが上限。
ガンと闘うには500,000IUが必要との意見がある。

ビタミンAは、生体膜を維持する、ホルモン合成を補助する、水素/電子の供与/受け取り、補酵素としての機能、などの機能がある。
網膜機能の維持に、細胞分裂に必要。
ビタミンA不足があると、流産、死産となる。

ビタミンAは、牛レバーには100gあたり10,503IU、バター100gあたり754IU、卵100gあたり552IU。
プレビタミンAのカロチンの中では、人にとってはβカロチンが最も重要。
膵臓疾患、肝疾患があると脂溶性ビタミン(A、D、E、K)吸収が阻害される。
亜鉛、セレン、マグネシウム不足があるとビタミンAの利用障害を生じる。

しかし、100,000IUを長期間漫然と摂取すると中毒になる危険性がある。
ビタミンA過剰症の症状は、脱毛、発赤、落屑、筋肉痛、頭痛、および粘膜症状としての口唇の炎症、胃痛、結膜炎。
(通常、上限は75,000~100,000IU)
(妊婦の上限は10,000IU)

発展途上国の栄養状態が悪い地域ではビタミンA不足による子供の死亡率が高い。
過角化はビタミンA不足。
夜盲は、ビタミンA、亜鉛、セレン不足。
ウイルスによる子宮頸部異形成は、ビタミンA、βカロチン、ビタミンE、セレン不足。
糖尿病緑内障はビタミンA不足で生じやすい。
ビタミンAは抗感染症ビタミンであり、マラリアはビタミンA不足で生じる。
日本人に多い胃ガンはビタミンA不足が原因

風邪の時には、ビタミンAを2-3日間100,000IUを2回にわけて服用(1週間以上続けてはいけない)。
風邪の治療には、急性期にはビタミンA、慢性期にはビタミンC。

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