ビタミンB6(ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン)

特徴
肌のビタミン、神経ビタミン
主な効果
主にたんぱく質を別の物質に変えたり、エネルギーを作ったりするのにはたらく。
主な欠乏症
ペラグラ様症候群、脂漏性皮膚炎、舌炎、口角症、リンパ球減少症、うつ状態、錯乱、脳波異常、痙攣発作

人がたんぱく質を摂取すると、体内でアミノ酸という単位まで消化され、小腸で吸収された後、体に必要なたんぱく質に合成される。その合成に必要なのがビタミンB6。
たんぱく質やアミノ酸の摂取量が増えるとビタミンB6の必要量も増えるので、ビタミンB6も意識して摂取する。

  • たんぱく質の代謝に関与。アミノ酸代謝に関わる酵素の補酵素として作用します。
  • 脂肪の代謝をよくする。脂肪肝の予防に役立ちます。
  • 皮膚の抵抗力を高める。
  • 神経の働きを正常に保つ。

ビタミンB6が不足すると、皮膚炎、貧血、浮腫、成長不良、口内炎、口角炎、妊娠中毒症、免疫力低下、精神障害、生活習慣病などの原因となる。

発育期の子供、成長期の小・中・高校生、妊婦・授乳期の女性、たんぱく質やアミノ酸の摂取量が多い、アレルギーがある、脂肪肝を予防したい、皮膚トラブルが気になる方などは、積極的に摂取したほうが良い。

最も重要なビタミンの一つ。
ビタミンB6はL-トリプトファンからナイアシン合成の補酵素。
ビタミンB6は、気分を安定させ、冠動脈疾患の危険性を減少させる。手根管症候群にも有効。

ビタミンB6不足は、ホモシステイン濃度を上昇させ、動脈硬化を悪化させる。
腎結石を予防するには1000mgのビタミンB6が必要。

小児自閉症の治療にビタミンB6は効果がある。
多動児には十分量のマグネシウムも必要。
小児の学習障害行動障害治療、統合失調症治療にはナイアシンとともに十分量のビタミンB6が必要。
統合失調症の患者には、高用量のナイアシン投与が必要。
ナイアシン+ビタミンB6+亜鉛、による治療。
この組み合わせは自閉症患者の治療にも用いられ、約半数の患者に効果を示す。

メガビタミン療法では、100~500mg、最高1000mg。
経口避妊薬服用者は、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12,ビタミンC不足を生じる。

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